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Premiere Pro と After Effects の違いは?それぞれの強みを知って使い分けよう!

「動画編集ソフト」と聞くと、Premiere Pro と After Effects が業界標準ソフトとして有名です。どちらも、「動画編集のできるソフト」という意味では同じですが、それぞれの強みには明確な違いがあります。

今回は Adobe Premiere Pro とAdobe After Effects のソフトの違いを分かりやすく解説していきます!ソフトのそれぞれの強みを理解して、必要なソフトをうまく使いこなしていきましょう!

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Pro (アドビプレミアプロ) とは、Adobe社が提供している動画編集ソフトで、YoutubeやSNS広告から、ハリウッド映画やテレビなどのプロの映像まで、多岐にわたり、動画制作が可能です。プロが使用している編集ソフトのため、憧れのクリエイターさんと同じような、本格的な表現が叶います。

実際に、2016年に公開された映画「シン・ゴジラ」では、Premiere Pro を使用して編集が行われ、非常に短い期間で作業が進んだとのお話もあります。

具体的に、Premiere Pro の強みを見ていきましょう!

編集作業に特化

編集作業に特化しているソフトのため、撮影した動画素材をカットしたり、繋ぎ合わせたりするのが得意です。Premiere Pro では、タイムライン上に動画を並べて編集をするため、長尺の動画編集に向いており、この理由から、テレビや映画、Youtubeなど、多岐にわたるジャンルで使用されているソフトです。

テロップ挿入

カラーグレーディング

カラーグレーディングとは、色彩補正を加え、映像の雰囲気に合わせて色味を調整する技術のことです。例えば、怖い心霊映像などを扱う際は冷たく暗い色調、昔の懐かしの映像を扱う際は、色褪せたオレンジ味の色調など、動画の雰囲気や物語などに合わせて、映像の品質を高める作業で、Premiere Pro では、このカラーグレーディングの調整を行うことができます。

オーディオ調整

動画の中には、BGMや効果音(SE)、ナレーションと言った、さまざまな音を扱うことになりますが、動画編集では、これらの音量や音質の調整が必要になります。Premiere Pro では、バラつきのある音量を統一させたり、波形を確認しながら調整ができ、雑音などのノイズ除去を行うこともできます。

Adobe Premiere Pro

編集作業に特化しており、撮影した動画素材をカットしたり、繋ぎ合わせたりするのに向いている。自動文字起こし機能を使ったテロップ作成が可能で、映像の色味やオーディオの調整ができる。

Adobe After Effects

Adobe After Effects (アドビアフターエフェクツ) とは、Adobe社が提供している動画制作ソフトで、ロゴや文字、画像にアニメーションをつけたり、映像にエフェクトをかけて、より高度なモーショングラフィックスやCG映像などを制作できます。

何もないところから炎を出したり、雨を降らせたりなど、頭の中で想像できるものはなんでも制作ができ、加工とアニメーションに特化したソフトと言えます。

具体的に、After Effects の強みを見ていきましょう!

アニメーション

After Effects の強みは何と言っても、アニメーションです。画像、イラスト、文字、図形などを駆使して動きをつけ、サービス紹介動画や結婚式のオープニングムービー、インフォグラフィックス、キャラアニメーションなど、複雑なアニメーション映像を制作できます。

エフェクト

たくさんのエフェクト効果が搭載されており、爆発や煙、炎などを作り出すことができます。また、コラージュ風の映像やアニメ調の映像などに加工も可能です。動画の中から、必要ない箇所を消したり、 逆に必要なものを切り抜いたりといった調整も可能です。

3Dカメラワーク

After Effects には、カメラレイヤーという機能があり、立体的な映像再現が可能です。空間をどんな角度・距離で見るかを設定することができます。

実写合成

実写合成とは、実写の画像や映像と3DCGを合成する手法で、映画やCMなど多くの場面で使用されています。After Effects では、映像の中に映り込んでしまった不要な人物を消したり、実際にはない照明の光を作りだしたりもでき、合成をしても違和感のない、より自然な映像を制作できます。

Adobe After Effects

アニメーションや映像の加工が得意で、ゼロから映像を作り出せるソフト。複雑な動きやエフェクトを適用できるため、高度な映像表現が可能。

それぞれ異なる強みがありますが、この二つのソフトをうまく使い分けることで、作業効率も上がり、映像の魅力を最大限引き出すことができます。動画の組み立て方に違いがあることを理解して、扱う動画ジャンルや場面によって使い分けていきましょう。

POINT

Premiere Pro:横軸を基準に複数の動画を繋ぎ合わせる
After Effects:縦軸を基準にレイヤーを上に積み上げていく

Premiere Pro と After Effects では、動画の組み立て方に違いがあります。Premiere Pro では、複数の動画を横につなげ、動画全体の大枠を作る作業に適しているソフトです。一方でAfter Effects では、動画素材ごとにレイヤーを縦に積み上げ、より複雑な映像を制作していきます。

映像ジャンルによって使い分ける

YouTube動画の編集などの、比較的長めで複雑ではない動画制作であればPremiere Pro、短い動画の中に複雑な効果やアニメーションが必要なモーショングラフィックス、CGなどの動画制作であれば、After Effects を使用するなど、扱う映像ジャンルによって使い分けをしましょう。

また、用途によっては、After Effects で制作したアニメーション動画を、最終的にPremiere Pro でBGMと効果音(SE)の調整をする、などといった使い方もあります。基本的には、After Effects でもカット作業はでき、Premiere Pro でも、簡単な文字のアニメーションを付けることはできます。ただ、それぞれの特徴を最大限に発揮できる使い分けをし、動画制作に活用していきましょう!

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